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やって見せ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ

海軍元帥 山本五十六
1.人を動かす言葉

 旧海軍の太平洋艦隊指令長官だった山本五十六元帥の人育ての言葉です。 太平洋戦争に反対だった元帥(当時は大将)だったのが、陸軍の横暴に負けての戦争だったのです。
 この有名な言葉は、戦後の企業の幹部間では、人を動かす手立てとして、よく耳にした言葉です。

2.合理的な手本を示す

 幹部になると、口先だけで人を使うことが多くなります。 これではだめだと言うことです。 土光敏夫(元経団連会長)は、自らの行動を通して率先垂範した人物として有名です。 役人や役所での無駄使いが指摘され、行政改革が叫ばれています。 土光は、大赤字を出し無配に落ちた石川島播磨工業社長に抜擢されると、支出削減に取り掛かり、社員の「無駄使い」をなくしたのです。 重役から社員まで領収書のチェックをし、社内報を通して贅肉落としにかかり「造船世界一」の実績をあげる企業にしたのです。
 その後、東芝電気の社長になった折には、前社長時代の社長室の特別な設備をなくしました。 また6万3千人いた従業員の一人ひとりと顔を合わせて触れ合う機会をつくっているのです。 「人間不在」の経営からの脱皮を心掛け、働く社長を示しているのです。 「幹部は偉い人ではなく、辛い人だと知れ」とトップ指針を社報に載せています。 「社員はこれまでより三倍頭を使え、重役は十倍働く、社長はそれ以上働く」といっています。 70歳近くになった社長の言葉だったのです。

3.説明して実際にさせてみる

 人を指導するには納得いく説明が必要です。 その後、実際にさせて見なければ、理解したか分かりません。 言い聞かせるだけで済ませると、本人が勝手な思い込みをしているかも分かりません。 ですから、やらせて見なくてはだめなのです。 時間がかかるかも知れませんが待たなくてはいけません。 心のゆとりがなければ出来ません。

4.ほめることで満足感を与えやる気を起こさせる

 出来た仕事は「最初にしてはよく出来たね」と言って誉めることが大事です。 その上で、さらによくなるための注意事項を付け加えるのです。 失敗をけなしては、やる気を失います。 勉強でも何でも、やる気を失わさせては、何にもならないのです。 「誉める」と言うことは、やる気との関わりのある大切な教育の手段なのです。 誉めて満足感を与え、やる気を出したなら指導は成功したと言えるのです。 やる気の起きない指導は失敗なのですから、指導した跡の点検、またはホローが大切になります。 子供たちを指導する時も「ほめる」事をわすれてはいけないのです。 人格形成が目標の教育なのですから。

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